以前派遣社員として働くのはデメリットが多いからおすすめしないという記事を書きました。
しかしコロナショックで経済に打撃を受け、今後も経済の悪化が懸念されるいまでは、数カ月前までの売り手市場だった頃とは状況が大きく変わりました。
思いがけない失業や内定取り消しで生活に困っている人は派遣社員として働くことも検討している人もいると思います。
派遣で働くメリット
- 採用のハードルが低い
- アルバイトより時給が高い
- 厚生年金や健康保険、失業保険などに入れる(※雇用期間や労働時間による)
- 事務系派遣なら派遣切りされることは少ない(製造系派遣と比較した場合)
これから派遣の求人に応募してみようと思っている人のために、派遣社員として5つの企業を経験した私が派遣の面談に落ちやすい人を紹介します。
面接で落ちる人の特徴3つ
- 元気が無さそうな人
- ルックスが良くない人
- 仕事内容を説明している時の反応がうすい
上記を見てどう感じましたか?
意外ですが経験やスキルについては全くふれていませんよね。
一般事務の派遣求人の場合にチェックされているのは人柄の要素が大きいです。
事務系派遣は未経験でもOKという求人も多いです。
それぞれを詳しく書いていきます。
1.元気が無さそうな人
元気が無さそうな人というのは、声が弱々しい、猫背、表情が暗いなど、不健康な印象のことです。
仕事の経験やスキルがあっても、体調不良でひんぱんに休まれそうな人では、企業側が雇うメリットがありません。
面接ですから緊張するとは思いますが、派遣の面接(顔合わせ・会社見学)は志望動機を聞かれたり意地悪な質問をされることは無いので気楽にいきましょう。
(直接雇用が前提の紹介予定派遣は聞かれます)
面接の場では派遣元会社で作成したあなたの職務経歴(スキルシート)を見ながら話せます。
あなたの仕事ぶりをイメージしてもらいやすいように、「これまでどんな業務を一日これぐらいやってました」と具体的に数字で答えられるようにしましょう。
2.ルックスが良くない人
ルックスと言っても、モテそうとか若いというような容姿のことではありません。
面接のスーツ姿でも個性が垣間見えるヘアスタイルやメイクや体型などのことです。
これは私が既に働いているとき、派遣社員1名の募集に5人ほど応募者が来た時の体験談です。
面接が終わるたびに人事の方が感想を話しているのを聞きました。
『さっき来た人はここがダメ、昨日の人はアレが無理』、とオブラートに包む事なく、派遣社員の私のいる所で感想を言ってました。(ちょっとコンプライアンス的に問題ありそうですよね‥)
その際、見た目も面接の結果に影響するのがわかりました。明らかにルックスだけで不採用にされてた人はどういう人かというと『喪女』と言えば想像してもらえるでしょうか?
独特の個性が強い人は協調性に欠けているだろうと想像されやすいです。
メイク、極端に太った体型、しゃべり方がなんか苦手。
清潔感が無いわけではないんだけど・・。
私もそんなにあか抜けてないので、身につまされる出来事でした。
なので、他の派遣会社から標準的なルックスの人が面接に来ていればそちらが選ばれる可能性は高いです。
面接の人は「職場の空気が変にならないか、来客に会わせて恥ずかしくないか、一緒に飲みに行きたいか」という点も見てたりします。
3.面接官の話を聞くときの表情・リアクションが薄い
ミスマッチを防ぐため、面接官は自分の会社の事業内容や、あなたに頼む業務内容を詳しく説明してくれます。
その時応募者の表情は結構見られています。嘘をつく必要はありませんが、ここで働きたいな、やっていけそうだなと思うときは目をキラキラさせ、ほどよくうなずきながら聞くようにしましょう。
こういう表情やしぐさなどのノンバーバル(非言語)コミュニケーションでやる気を見せることは、口先で「頑張ります」というより何倍も相手の印象に残ります。
面接官は誰でも「わが社に交感を持ってほしい」と思っています。
そこを肯定してくれる人と一緒に働きたいと思うのはどんな会社でも共通です。
あなたの本心は言葉ではなく聞くときの態度に表れていると面接官は判断します。
一般事務派遣の場合、特別なスキルは必要とされません。
その分、一緒に働きたいと思われるような印象がかなり大切です。
まとめ:顔合わせまでこぎつけたなら経験やスキルより、やる気と雰囲気!
面接までこぎつけたということは、スキルや年齢などの条件は満たしているということです。
あとは実際に会ってあなたのやる気や人柄を確かめたいだけなんです。
「この人なら一緒に働いて大丈夫」と思われる雰囲気作りを意識して面接に挑みましょう!
おまけ:仕事が決まってからの服装は?(制服なし・オフィスカジュアルの場合)
無事お仕事が決まり、初出勤日はスーツで行くことが多いかもしれませんが、「服装はオフィスカジュアルで」と言われて何を着て行けばいいかわからないという方もいるでしょう。
同じ事務職でもどの程度カジュアルが許されているかは会社によって違うので、実際に入社してみないとどこまでカジュアルOKなのかわからないですよね。