『ぎっくり首』って知ってますか?『ぎっくり腰』はよく聞くけど、首ってなんだよ??と思う人もいるでしょう。今日の記事は私が人生で2回経験したぎっくり首の症状や原因、回復期間や予防法について書いていきます。今まさにぎっくり首でつらい思いをした人、また職場で「ぎっくり首で会社休む」って連絡きたけど何それ休む必要あんの?って思った人に読んでほしいです。
ぎっくり首とは『頸椎捻挫(けいついねんざ)』のこと
ぎっくり首という病名は正確にはないみたいですね。頸椎が捻挫している状態のことを俗に『ぎっくり首』と言います。激痛ですが骨や神経は問題なく、筋肉が炎症を起こしている状態なので『治る』=『炎症が引く』になります。私も初めてぎっくり首になったときに病院へ行きましたが、ぎっくり首とは診断されませんでした。薬もマッサージなどの処置もナシで1週間くらいで治りました。
ぎっくり首の症状:なった瞬間【普通の動作でなってしまう】
私の場合は2回なって両方とも、朝の出勤前の身じたく中になりました。シャワーを浴び、お風呂あがりにまだ髪が濡れた状態で着替えやメイクをしている最中でした‥。ほんのちょっと首を前かがみに動かした瞬間になりました。無理な体制をとったとかではなく、ごく普通の動きでなりました。最初の瞬間は大した痛みは無く、『あ、ちょっと首をひねっちゃったなー』程度です。しかしその後すぐに、人生で経験したことのないような痛みが首から背中までみるみるうちに広がってきました。『コレはヤバい』そう悟りました。わずかに動いただけでもズキン!と痛みが走り、思わず声に出して『痛っっ!!』と叫ぶほど。いっさい迷うことなくその日は会社を休む事を決意しました。
ぎっくり首の症状:なった初日【激痛に耐えながら寝たきり状態】
初日はまともに動くことができません。唯一マシなのは首を傾けることなく姿勢をピーンと正しくしている状態。わずかに首を傾けると激痛です。ベッドに仰向けで寝るとマシですが、それでも一見無関係そうな手や足をほんのちょっと動かしただけでも激痛が走ります。初日はじっと動かず寝たきり状態を余儀なくされます。会社行くなんて絶対にムリ。このブログを見て職場の方々の理解が得られれば幸いです。
ぎっくり首の症状:2日目以降【相変わらず痛くて寝たきり】
2日目になっても相変わらず痛いので寝たきりのままですが、徐々にスマホをいじるくらいはできるようになります。ぎっくり首になって1番痛い動作は、寝たり起きたりする時です。健康な時は全く気にしたことないけど、寝起きする動作って頭の重さ(体重の10%ほど)を支えている首回りの筋肉をフルに使うハードな運動なんです。ベッドから起きる時が人生でもベスト3に入る痛み。なめくじのようにズルズルとベッドからずり落ちるようにしてやっと起き上がれる。その間ずっと激痛に苦しむ。泣いたよ。いい大人が。正直インフルの方が全然マシ。
病院に行ったときのこと
初めてぎっくり首になった時は家から歩いて行ける距離の整形外科に行きました。症状を伝えてレントゲンを撮った結果、『ストレートネックだね。こういう人はなりやすい。普段から姿勢に気をつけてね。』と言われただけで、特に薬やマッサージなどの処置は無く終わりました。なので2回目にぎっくり首になったときは病院へは行かずにひたすら家で安静にして治しました。
何日で治るのか【4日目くらいから痛いけど動けるように】
4日目くらいからは痛みはあるものの寝起きの動作もスムーズにできるように。この頃やっと初日の絶望感から、治る安心感へと変わる時期です。が、まだ仕事や家事はキビシイ。周りの方のサポートが必要です。
2回経験して思い当たった原因3つ
- ストレートネック(これはもう治らない。再発しやすい体質)
- 疲れやストレスで首まわりの筋肉がこわばっていた
- 髪を洗う時の首を前に傾けすぎ
ぎっくり首の予防法
思い当たる原因3つをふまえて予防法を3つあげます。
- スマホ、PCは顔の高さにする。首に負担をかけない姿勢、コレ絶対!
- 疲れ、ストレスを溜めない。自分で気付かないうちに体が硬くなってしまい捻挫しやすい状態になっている。
- 髪を洗うとき前に曲げすぎない。
3については2回目にぎっくり首になったあと気づいた。私がぎっくり首になったのって2回ともお風呂上がり。体が温まって柔らかくなってそうなのになんで?って思ったんですが、よく考えたらシャンプーする時の姿勢ってけっこう長い時間首を前に曲げているので負担が大きい。濡れてる分頭も重くなってますしね。なのでちょっと意外なところですがシャンプー時の姿勢にも気をつけるようにしました。
ぎっくり首のことを、みんなにもっと知って欲しい
なぜこんなことをブログにしたかというと、「ぎっくり首で休みます」なんて職場の人に話しても、「何それ?」ってなるんですよね。しかもややコミカルな響きなもんで、数日間激痛に耐えながら寝たきり状態を余儀なくされるケガだなんて想像してもらえない。サボりと誤解されかねないからです。なのでぎっくり首という症状をもっと一般的に浸透してほしいです。
理想的なのは『ぎっくり首で‥』と聞いたら食事は取れてるのかとか心配して見舞いに来て欲しい(親しい人なら)
っていうか1番の理想はもう2度とぎっくり首にならない事ですけどね。
ぎっくりで今まさに苦しんでいる人、大丈夫です、時期によくなります。理解を得られなかったら是非このブログを見せてあげてくださいね。